16~27歳女性の子宮頸がんワクチンはまだ間に合う!

予防接種・ワクチン接種

当院では、各種予防接種を行っており、市町村の助成が受けられるものもあります。
予約制で3日前までに予約が必要です。WEB予約(24時間受付)もしくは電話にて予約をお願いします。
なお、ワクチン接種後に体調の変化が無いかを確認するため、接種後30分間(インフルエンザ・コロナは15分間)は院内でお待ちいただきます。
※インフルエンザ・コロナワクチンは当日予約も受け付けています。
注射の痛みが気になる方へ「リドカインテープ」をご用意しています。
定期予防接種
宮崎県内にお住まいの方々の下記の定期接種を実施しています。
接種の際は必ず母子健康手帳もしくは予防接種歴がわかる書類をご持参下さい。
定期接種ワクチン費用
子宮頸がん小学校6年生~高校1年生の女子
平成9年(1997年)4月2日~平成21年(2009年)4月1日に生まれた女子
無料
日本脳炎第2期(9歳~13歳未満)
特例(平成19年4月1日以前に生まれかつ20歳未満)
無料
二種混合
(ジフテリア・破傷風)
11歳~13歳未満無料
一般予防接種
市町村の助成がある予防接種や、自費で行う予防接種を実施しています。
ワクチン費用
インフルエンザ6~29歳¥3,300
30~64歳¥3,850
65歳以上(1月31日まで助成あり※)¥1,500
経鼻ワクチン(フルミスト)6~18歳のみ¥6,930
肺炎球菌ニューモバックス65歳のみ※¥2,500
65歳以外¥7,700
プレベナー13¥11,000
バクニュバンス¥11,000
帯状疱疹弱毒生ワクチン¥7,700
不活化ワクチン(シングリックス)¥24,200
新型コロナ12~29歳¥14,300
30~64歳¥16,500
65歳以上(2月28日まで助成あり※)¥2,000
子宮頸がん
(助成対象外の場合)
ガーダシル¥14,850
サーバリックス¥14,850
シルガード9¥25,850
肝炎A型肝炎¥6,600
B型肝炎¥2,900
おたふくかぜ(ムンプス)¥3,300
麻疹(はしか)・風疹混合[MR]¥6,930
麻疹(はしか) 【現在、入荷できません。麻疹風疹混合ワクチンをおすすめします。】¥3,960
風疹¥3,960
水痘(水ぼうそう)¥7,700
RSウイルス(アレックスビー)¥27,500
破傷風トキソイド¥3,300
二種混合
(ジフテリア・破傷風)
¥3,960
日本脳炎¥6,050
狂犬病¥16,500

●上記の費用はすべて1回あたりの料金です。

※なお、インフルエンザ、肺炎球菌ワクチンの費用は日向市、門川町、延岡市にお住まいの場合です。お住まいの(住民票がある)市町村により費用が異なります。
県内すべての市町村の助成が受けられます。上記以外の市町村の料金はお問い合わせください。
 

予防接種の痛みが気になる方へ

当院では予防接種の痛みを軽減することが可能なシール状の薬剤「リドカインテープ(ペンレステープ)」をご用意しています。
予防接種の30~60分前に注射場所に貼ることで、痛みを減らすことができます。
希望される方は、来院時に受付にてお申し出ください。 (1枚 100円)

インフルエンザワクチン
ワクチンを接種してもインフルエンザウイルスに感染することはありますが、発症を防ぐことや重症化を防ぐことに一定の効果があります。特に高齢者はインフルエンザにかかると重症化しやすいため市町村の助成もあります。
ワクチン接種後、約2週間で予防効果がみられ、約4カ月間持続します。
当院では6歳以上の方への接種を行っています。なお、12歳以下の方は、3~4週間程度あけて2回接種することが推奨されています。

また、6歳~18歳の方には、2024年より日本で承認された、鼻の中にスプレーするタイプのインフルエンザ生ワクチン「フルミスト」の接種も行っています。
肺炎球菌ワクチン
肺炎の原因としては肺炎球菌が最多です。死因順位としても悪性新生物、心疾患に次いで肺炎は第3位であり、高齢になるにつれて肺炎による死亡率も上昇するため肺炎の予防が重要です。
近年、薬剤耐性の肺炎球菌が増加していますが、肺炎球菌ワクチンは抗菌薬耐性の有無に関わらず有効な免疫の獲得が可能と考えられています。 莢膜多糖体ワクチン(ニューモバックス)と結合型ワクチンの2種類があり、市町村の助成が受けられるのは莢膜多糖体ワクチンのみです。ただ、両者のワクチンを併用することで、より強い肺炎予防の効果を期待できます。
●莢膜多糖体ワクチン(ニューモバックス)
1回の接種で約5年間効果が持続します。接種から5年以上経過したら再接種をおすすめします。
5年おきに市町村から助成の案内が届きますが、助成が受けられるのは一生に1回のみであり、2回目以降は自費で接種を行うことになります。
お住まいの(住民票がある)市町村により費用が異なります。
県内すべての市町村の助成が受けられます。上記以外の市町村の料金はお問い合わせください。
●結合型ワクチン(プレベナー13、バクニュバンス)
1回の接種で免疫を得ることができ、再接種は不要です。
市町村による助成はありません。

また、ニューモバックスとプレベナー13もしくはバクニュバンスを併用することで、より強い肺炎予防の効果を期待できます。
特に、糖尿病やがんのある方は免疫力が低下していることが多いため併用をおすすめします。
<ニューモバックスをすでに接種した方>
   1年以上空けてプレベナー13もしくはバクニュバンスを接種
<ニューモバックスをまだ接種していない方>
   プレベナー13もしくはバクニュバンスを接種後、6カ月~4年以内にニューモバックスを接種
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合があります。
多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、後遺症として数ヶ月から数年に渡って痛みが続くことがあり、「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれています。また、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすことがあります。
加齢、疲労、ストレスなどによる免疫力の低下が発症の原因となることがあります。50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。
50歳以上の方は、ワクチン接種で予防することができます。帯状疱疹ワクチンには、不活化ワクチンと生ワクチンがあり、それぞれに長所と短所があります。
 弱毒生ワクチン不活化ワクチン(シングリックス)
帯状疱疹
発生抑制効果
51.3%50歳以上 97.2%
70歳以上 89.8%
効果持続期間5年程度9年以上
接種回数1回2回(2ヶ月後に2回目)
適用年齢50歳以上50歳以上
副反応接種部位の痛み、腫脹、発赤
※3日~7日で消失
接種部位の痛み、腫脹、発赤、筋肉痛、倦怠感、頭痛
※3日~7日で消失
長所・費用が安い
・接種回数は1回
・予防効果が高い
・免疫が低下している人も接種できる
短所・不活化ワクチンと比較して予防効果はやや低い
・免疫が低下している人は接種できない
・費用が高い
・2回の接種が必要
肝炎ワクチン
●A型肝炎
A型肝炎は貝類などの食品を介して感染します。日本国内ではA型肝炎の発生は少ないですが、世界的には発展途上国を中心に流行しています。そのため、アジア、サハラ砂漠以南のアフリカ、中南米に渡航される予定のある方に接種をおすすめします。
接種方法/回数皮下注射/2回
(2~4週間後に2回目)
※より強い効果を期待する場合は、6ヶ月後に3回目も可
当院での対象年齢6歳以上
副反応接種部位の痛み、腫脹、発赤、筋肉痛、倦怠感、頭痛
※数日で消失
●B型肝炎
平成28年よりB型肝炎ワクチンの定期接種が始まり、1歳になるまでに3回接種することとなっています。当院では、乳児へのワクチン接種は行っておりませんが、6歳以上でワクチン接種を希望される方への接種を行っています。
B型肝炎は血液・体液を介して感染することから、以下の方への接種が推奨されています。
・ 医療関係者
・ 医療以外で血液や血液製剤にさらされる可能性のある方
・ 定期接種開始以前に出生し、接種を受けたことのない方
・ B型肝炎の方と性的パートナーの方や同居家族
・ 複数の性的パートナーをもつ方
接種方法/回数皮下注射/3回
(1ヶ月後に2回目、5~6ヶ月後に3回目)
当院での対象年齢6歳以上
副反応接種部位の痛み、腫脹、発赤、筋肉痛、倦怠感、頭痛
※数日で消失
複数の種類のワクチンを接種する場合
以下のいずれかのワクチンを接種した後に、他の種類の以下のワクチン接種を希望する場合は28日以上間隔をあける必要があります。
その他のワクチンは制限は投与間隔の制限はありません。
また、同時接種であれば、以下のワクチン同士を含め、複数のワクチンを接種することも出来ます。

・おたふくかぜ(ムンプス)
・麻しん風しん(MR)
・麻しん
・風しん
・水痘(水ぼうそう)
・帯状疱疹弱毒生ワクチン

新型コロナウイルスワクチンと他のワクチンは、同時に接種できず、どちらが先であっても2週間の間隔が必要です。
ただし、インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンに限り、同時接種が可能で、どちらが先であっても間隔は不問です。