予防接種・ワクチン接種

当院では、各種予防接種を行っており、市町村の助成が受けられるものもあります。
予約制で3日前までに予約が必要です。WEB予約(24時間受付)もしくは電話にて予約をお願いします。
定期予防接種
日向市、門川町、美郷町にお住まいの方々の下記の定期接種を実施しています。
接種の際は必ず母子健康手帳もしくは予防接種歴がわかる書類をご持参下さい。
定期接種ワクチン 費用
子宮頸がん 小学校6年生~高校1年生の女子
平成9年4月2日~平成18年4月1日に生まれた女子
無料
日本脳炎 第2期(9歳~13歳)
特例(20歳未満の一部)
無料
二種混合
(ジフテリア・破傷風)
11歳~13歳 無料
一般予防接種
市町村の助成がある予防接種や、自費で行う予防接種を実施しています。
ワクチン 費用
インフルエンザ          6~64歳 院内 ¥3,300
自宅/施設 ¥3,850
65歳以上(助成あり※) 受付期間外
肺炎球菌 ニューモバックス 助成あり※ ¥2,500
助成なし ¥7,700
プレベナー13 ¥11,000
帯状疱疹 弱毒生ワクチン ¥7,700
不活化ワクチン(シングリックス) ¥24,200
子宮頸がん
(助成対象外の場合)
ガーダシル ¥14,850
サーバリックス ¥14,850
シルガード9 ¥25,850
肝炎 A型肝炎 ¥6,600
B型肝炎 ¥2,900
おたふくかぜ(ムンプス) ¥3,300
麻しん・風しん混合(MR) ¥6,930
麻しん ¥3,520
風しん ¥3,520
水痘(水ぼうそう) ¥7,700
破傷風トキソイド ¥3,300
狂犬病 ¥16,500
●上記の費用はすべて1回あたりの料金で、税込み表示です。

※なお、インフルエンザ、肺炎球菌ワクチンの費用は日向市、門川町、延岡市にお住まいの場合です。お住まいの(住民票がある)市町村により費用が異なります。
県内すべての市町村の助成が受けられます。上記以外の市町村の料金はお問い合わせください。
インフルエンザワクチン
ワクチンを接種してもインフルエンザウイルスに感染することはありますが、発症を防ぐことや重症化を防ぐことに一定の効果があります。特に高齢者はインフルエンザにかかると重症化しやすいため市町村の助成もあります。
ワクチン接種後、約2週間で予防効果がみられ、約5カ月間持続します。
当院では6歳以上の方への接種を行っています。
肺炎球菌ワクチン
肺炎の原因としては肺炎球菌が最多です。死因順位としても悪性新生物、心疾患に次いで肺炎は第3位であり、高齢になるにつれて肺炎による死亡率も上昇するため肺炎の予防が重要です。
近年、薬剤耐性の肺炎球菌が増加していますが、肺炎球菌ワクチンは抗菌薬耐性の有無に関わらず有効な免疫の獲得が可能と考えられています。 莢膜多糖体ワクチン(ニューモバックス)と結合型ワクチンの2種類があり、市町村の助成が受けられるのは莢膜多糖体ワクチンのみです。ただ、両者のワクチンを併用することで、より強い肺炎予防の効果を期待できます。
●莢膜多糖体ワクチン(ニューモバックス)
1回の接種で約5年間効果が持続します。接種から5年以上経過したら再接種をおすすめします。
5年おきに市町村から助成の案内が届きますが、助成が受けられるのは一生に1回のみであり、2回目以降は自費で接種を行うことになります。
お住まいの(住民票がある)市町村により費用が異なります。
県内すべての市町村の助成が受けられます。上記以外の市町村の料金はお問い合わせください。
●結合型ワクチン(プレベナー13)
1回の接種で免疫を得ることができ、再接種は不要です。
市町村による助成はありません。

また、ニューモバックスとプレベナー13を併用することで、より強い肺炎予防の効果を期待できます。
特に、糖尿病やがんのある方は免疫力が低下していることが多いため併用をおすすめします。
<ニューモバックスをすでに接種した方>
   1年以上空けてプレベナー13を接種
<ニューモバックスをまだ接種していない方>
   プレベナー13を接種後、6カ月~4年以内にニューモバックスを接種
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合があります。
多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、後遺症として数ヶ月から数年に渡って痛みが続くことがあり、「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれています。また、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすことがあります。
加齢、疲労、ストレスなどによる免疫力の低下が発症の原因となることがあります。50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。
50歳以上の方は、ワクチン接種で予防することができます。帯状疱疹ワクチンには、不活化ワクチンと生ワクチンがあり、それぞれに長所と短所があります。
弱毒生ワクチン 不活化ワクチン(シングリックス)
帯状疱疹
発生抑制効果
51.3% 50歳以上 97.2%
70歳以上 89.8%
効果持続期間 5年程度 9年以上
接種回数 1回 2回(2ヶ月後に2回目)
適用年齢 50歳以上 50歳以上
副反応 接種部位の痛み、腫脹、発赤
※3日~7日で消失
接種部位の痛み、腫脹、発赤、筋肉痛、倦怠感、頭痛
※3日~7日で消失
長所 ・費用が安い
・接種回数は1回
・予防効果が高い
・免疫が低下している人も接種できる
短所 ・不活化ワクチンと比較して予防効果はやや低い
・免疫が低下している人は接種できない
・費用が高い
・2回の接種が必要
肝炎ワクチン
●A型肝炎
A型肝炎は貝類などの食品を介して感染します。日本国内ではA型肝炎の発生は少ないですが、世界的には発展途上国を中心に流行しています。そのため、アジア、サハラ砂漠以南のアフリカ、中南米に渡航される予定のある方に接種をおすすめします。
接種方法/回数 皮下注射/2回
(2~4週間後に2回目)
※より強い効果を期待する場合は、6ヶ月後に3回目も可
当院での対象年齢 6歳以上
副反応 接種部位の痛み、腫脹、発赤、筋肉痛、倦怠感、頭痛
※数日で消失
●B型肝炎
平成28年よりB型肝炎ワクチンの定期接種が始まり、1歳になるまでに3回接種することとなっています。当院では、乳児へのワクチン接種は行っておりませんが、6歳以上でワクチン接種を希望される方への接種を行っています。
B型肝炎は血液・体液を介して感染することから、以下の方への接種が推奨されています。
・ 医療関係者
・ 医療以外で血液や血液製剤にさらされる可能性のある方
・ 定期接種開始以前に出生し、接種を受けたことのない方
・ B型肝炎の方と性的パートナーの方や同居家族
・ 複数の性的パートナーをもつ方
接種方法/回数 皮下注射/3回
(1ヶ月後に2回目、5~6ヶ月後に3回目)
当院での対象年齢 6歳以上
副反応 接種部位の痛み、腫脹、発赤、筋肉痛、倦怠感、頭痛
※数日で消失
複数の種類のワクチンを接種する場合
以下のいずれかのワクチンを接種した後に、他の種類の以下のワクチン接種を希望する場合は28日以上間隔をあける必要があります。
その他のワクチンは制限はなく、同時に複数のワクチンを接種することも出来ます。
おたふくかぜ(ムンプス)
麻しん・風しん(MR)
麻しん
風しん
水痘(水ぼうそう)
帯状疱疹弱毒生ワクチン
新型コロナウイルスワクチンと他のワクチンは、同時に接種できず、どちらが先であっても2週間の間隔が必要です。
ただし、インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンに限り、同時接種が可能で、どちらが先であっても間隔は不問です。